Voltage of 5000VZ
5000VZ 108V問題とその解決 -2-
Updated 09/19/1997

5000VZ社内試験

アルテ社内倉庫において屋内配線(壁コン)平行電源で5000VZを通電して

試験したところ、スライダックで110Vまで上げても症状は殆ど出ませんでした。

そこで昨日ウエストディメンジョンさんの協力のもと、

200kVAのジェネレーター車を社屋にお借りして、通電実験したところ、

以下のような結果が得られました。

1 ジェネ電は108V(60Hz)に設定し通電開始

2 5000VZを9台電源ON

  この段階ではオーバーボルテージによる保護回路は作動せず。

  すぐにジェネ車側で109VまでUpしたら、あるアンプの1chのみ

  ”オーバーボルテージによる保護回路”が作動。

  その後108Vに落としてもらう。

3 108Vのまま、スピーカ(負荷)もぶら下げず、入力もせず、

  アイドリング続行。

  (入力負荷による電源のドロップ、揺れなどの可能性を無くしたかったため)

4 30分前後で、ランダムに”オーバーボルテージによる保護回路”が

  作動し始める。

5 その後もしばらくアイドリング続行。

  ランダムに”オーバーボルテージによる保護回路”が作動し続けた。

6 105~106Vに落としてアイドリング続行。

  全く症状出ず。


-- ここまでの結論 --

現場レベルでの安定した大容量の電源の元で108V問題は再現しました。

社屋電源では5000VZを通電しただけで、ある程度ドロップしてしまい、

スライダックで上げても、再現性は殆ど無いようです。

100Vの国で108V??

しかし最近の電力会社からの供給は、街中の電化製品の普及に伴って

ある程度ドロップを見越して、高めに送られているようです。

これに関しては致し方ないでしょう。

我が社でもこの現象が出たのは、土曜や日曜の、企業が休みで電力を消費しにくい時です。

電力会社に相談したところ、普通は会場に”微調出来るタップ”があるので

会場側で対応して欲しいとの回答が帰ってきました。

ちなみに、名古屋レインボーホールさんは即日対応していただきました。

依然として出る,この現象を回避すべく、

販売元であるヒビノ株式会社さんと相談中です。

ちなみに3600VZには”オーバーボルテージによる保護回路”は付いていないようです。

 

ホーム |更新情報 |レンタル価格表 |フィールドニュース
業界リンク |会社概要 |楽屋 |サポート実績 |人気投票


arte