Lake Technology社のディジタル・ラウドスピーカー・プロセッサー、Contour(コンツァー)のメーカーから提供されているプリセットのVertec4889パラメターに関して、BSS社のFDS-366のプリセットのバージョンが2から3への変更された部分に対して局部的に対応がされていないと思われる部分を考察してみました。 |
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fig.1はBSS FDS-366 Version3(白色)とVersion2(水色)のVertec4889 1本を近距離で測定した周波数特性と位相特性のSIM3画面。
ホーンEQのレベル変更とその他のパラメターの改善により周波数特性、位相特性とも、スムーズになっている。 |
fig-1 |
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fig.2はBSS FDS-366 Version2(白色)とLAKE Contour Version3 (オリジナルのパラメター[ピンク色]) Vertec4889 1本を近距離で測定した周波数特性と位相特性のSIM3画面。(異なる条件での測定のため周波数特性のレベルは、合っていません。
LAKE Contour Version3のオリジナルとBSS FDS-366 Ver2の位相特性はほぼ同じ。 |
fig-2 |
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fig.3はBSS FDS-366 Version3(白色)とLAKE Contour Version3 (オリジナルのパラメター[ピンク色])とLAKE Contour Version3 Modify(Highのディレイタイムを修正のパラメタ[青色])のVertec4889 1本を近距離で測定した周波数特性と位相特性のSIM3画面。
LAKE Contour Version3 Modifyは周波数特性、位相特性とも、スムーズになっていて、BSS FDS-366のVersion3に一番近い特性になっている。 |
fig-3 |
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LAKE contourのhigh outのディレイタイムを1.01mSecから0.2mSecに変更した場合位相特性がBSSに一番近くなりました。
聞き比べはまだ行っていないため、一概にBSSの位相特性のカーブが良いとはいえませんが、BSS FDS-366のバージョン2から3は確実に良くなっているので、LAKE contourのオリジナルバージョンの位相特性は修正した方が良くなるのではないかと考えられます。 |
fig-4
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