EQ FILTER RESPONSE
EQ(CP-10, CDP-10, DN-360)のフィルター特性
Updated 01/17/2000
全ての図の上段画面は、周波数特性、下段画面は、2pinHotのシステムを基準とした位相特性。

各写真は拡大してみてください。


Meyer社製CP-10と、ATL社製DCP-10のフィルター特性を比べてみました。

Fig1はLowcutの比較です。このDATAはあくまでもLowcutをfullにした状態です。

500Hzより下、オクターブ毎に6dBのカットフィルターが組まれています。

DCP-10よりCP-10の方がカット幅が若干深いのが解ります。

photo1
Fig1
photo1
Fig2

 Fig2はHighCutフィルターです。これは逆に、DCP-10の方が深く切れるようです。

スペックでは、5kHz以上となっています(http://www.meyersound.com/ftp5/CP-10S.pdf )が、

もう少し低いところから動作しています。

 Fig3はGEQのポイントにもある、(63,250、1k、2k、4k)Hzに(D)CP-10のポイントを合わせ

各ポイントをQ=0.1、-15dBカットしてみました。

当然PEQの2台は位相も特性もほぼ合いました。そしてGEQも各ポイントをフルカットしてみると

殆ど同じ結果が得られました。(Fig5上段のEQカーブ)

photo1Fig3

そこで、GEQには無いポイント(上記より各ポイントをやや下にシフトしてみました。)で

PEQでカーブを作り、なるべく中心周波数が合うようにGEQをトレースしてみました。

photo1

Fig4

photo1

Fig5

中心周波数を57.3Hz 229Hz 944Hz 1.83kHz 3.56kHz

に設定。 

 

結果は図の通りです。EQの使い方は色々あるとは思いますが、得てしてGEQの決められた周波数以外にも

取りたいピークは出てくるものです。無理矢理中心を合わせたのがFig4なのですが、

かなりのオーバーEQに成らざるをえませんでした。

温度や湿度でピークの周波数が微妙にずれてしまうことを考えると、GEQで取りたいピークの

中心周波数を探すのはかなりリスキーであると言えます。


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