急造のため、見にくいです。
全ての図の上段画面は、周波数特性、下段画面は、2pinHotのシステムを基準とした位相特性。
周波数特性のレベルは、相対的なものではありません。測定場所は倉庫内なので大まかなデータです。
MeyerSoundのセルフパワードシステムの、CQシリーズの位相特性が、今までのハイボックス製品と異なるために、組み合わせて使用する場合には、極性反転やローカットの必要があります。
Fig-1は、MSL-4とCQ-2の特性ですが、低域の位相がそろっているのに対して、中域から高域が反転しています。CQシリーズの位相特性は、今までのものに比べてはるかにスムーズに作られています(Fig-1)。セルフパワードのローボックス(650-P、PSW..)と組み合わせた場合に位相がうまくつながるようになっているため高域の位相がいままでの製品とずれを生じることになります(Fig-2)。
そのため、組み合わせて使用する場合には、CQのシステムがメインの場合には他のハイボックスシステムを反転させて、高域の位相をそろえ、低域の位相がずれる付近からローカットして低域のキャンセルを防ぎます。 CQのシステムが補助の場合にはCQを反転させて、高域の位相をそろえローカットをします。
下の図は、MSL-3、MSL-5、MSL-4の位相特性の比較です。
スピーカの組み合わせによる位相のマッチング
システムー1
| システムー2
| システムー3 |
コメント |
MSL-3 |
Pin 2 |
DS-2 |
Pin 2 |
650-R2 |
Pin 2 |
同じ極性? |
実際の使用では、 650-R2を
反転させた方が良い場合が多い。 |
MSL-3 |
Pin 3 |
DS-2 |
Pin 3 |
650-R2 |
Pin 3 |
同じ極性? |
MSL-4 |
Pin 2 |
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650-R2 |
Pin 3 |
反転 |
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MSL-4 |
Pin 3 |
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650-R2 |
Pin 2 |
反転 |
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MSL-4 |
Pin 2 |
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650-P |
Pin 2 |
同じ極性 |
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MSL-4 |
Pin 3 |
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650-P |
Pin 3 |
同じ極性 |
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MSL-4 |
Pin 2 |
DS-2P |
Pin 2 |
650-P |
Pin 3 |
650-Pを反転?
| 650-R2の場合と同様、650-Pを同相に
した方が良い場合が多い。 |
MSL-4 |
Pin 3 |
DS-2P |
Pin 3 |
650-P |
Pin 2 |
650-Pを反転? |
650-R2 |
Pin 2 |
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650-P |
Pin 3 |
反転 |
混合して使用する場合は、
どちらかを反転する。 |
650-R2 |
Pin 3 |
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650-P |
Pin 2 |
反転 |
DS-2 |
Pin 2 |
DS-2P |
Pin 2 |
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同じ極性 |
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DS-2 |
Pin 3 |
DS-2P |
Pin 3 |
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同じ極性 |
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